2024年12月15日

他職種が協働して信頼関係を築く

介護の仕事は高齢者の身の回りの世話だけではありません。介護保険制度ができてから業務範囲が拡大しています。そして現在は高齢者が増えてきており介護職の重要性はますます高まっています。介護の仕事は一人でできるものではなく、チームケアが求められます。様々な職種の人たちがチームを組む、多職種協働が必要となるのです。

介護職というと、介護施設で働くのが一般的でした。しかし今では施設から在宅へ、そして在宅から地域へと変わってきており、介護職の人は医療や福祉などの専門分野で働く人たちと協力し合い、情報を共有しながら高齢者のケアをするようになりました。他職種の専門家と連携しながらケアを提供していくことを多職種協働と言います。他職種の人たちと多職種協働をうまく進めていくには、良好な関係を築くことが大切です。そのために必要なのがチームワークです。それぞれがバラバラの行動をしていると良いケアはできません。チームワークを高めるためには、情報共有をきちんとすること、会話量を増やすことです。

会話量が多いチームはチームワークが良いと言われます。会話をすることにより相手の考えや価値観がわかりますのでそれを尊重するようにしましょう。同じ目標に向かって動いていますが、それぞれの考えを持っています。しかし、その考えを押しつけることは良くありません。自分の考えと違う考えを持つ人がいるのは当然なのですが、まずは相手を尊重し、共感することが大切です。それを積み重ね、信頼関係を築いていくことで多職種協働がうまくいくのです。