人手不足で仕事量が多く、余裕を持って仕事をこなすことが容易ではない介護現場では、職員同士の連携が重要です。また、スムーズに連携を図るためには、良好な人間関係を構築することが欠かせません。そこで、良好な人間関係を構築するためにも、介護職は日頃から職場内のコミュニケーションをしっかり取ることをおすすめします。忙しい現場だと、なかなかミーティングの時間が取れないこともあるかもしれませんが、スキマ時間を使って、雑談をはじめ、仕事で改善すべき点などについて、話す習慣を身につけましょう。
また、不満があれば一人で溜め込まず、上司や仲間に相談してみることも大切です。口に出さなくては誰がどのようなことに悩んでいるのか伝わりません。ですから、「話しても無駄だ」と決めつけず、何でも相談するようにしましょう。スタッフ各自がそれを行えば、風通しの良い場環境を築くことができ、人間関係も良好になるはずです。
それから、一人ひとりが周囲に細やかな気配りをすることも必要です。忙しいとついつい周囲に気を配る余裕がないかもしれません。しかし、もし他の職員に何かしらの手伝いをしてもらったら、当然だという顔をするのではなく、「ありがとう」とお礼の気持ちを言葉にしましょう。そうすることで、次も困っていたら手伝ってもらえる雰囲気が生まれます。
このような何気ないことでも当たり前にできるようになると、コミュニケーションが円滑になります。忙しい中でもお互いに声をかけ合うことを意識すれば、職員同士に信頼感が生まれて、人間関係も円満になるはずです。介護の仕事はチームワークがものをいうので、些細なことでも良好な人間関係を築くために役立つことは、率先して実行しましょう。